トップに戻る
時評・メルマガ書庫
論説・論文アーカイブス
安全保障早わかり
推奨リンク集
日本を元気にするご意見募集中
研究所の概要

関肇への取材・講演依頼や、このHPについてのお問い合わせは虎ノ門戦略研究所まで
メルマガの登録・解除
虎ノ門戦略研究所
TEL03-5805-6521
FAX03-5805-6528

<中級編>

Q47
 何故我が国は自衛隊をイラクに派遣しなければならないのですか?色々マスコミは書いていますが、その理由について教えて下さい(2)。

 また、国際連合の一員として立場や、発言力の確保のためにも必要なのです。
危険だから、テロの標的になるかも知れないからという理由で、日本が自衛隊派遣を取りやめれば、言うまでも無く、米国政府は強く失望し、恐らく激怒するでありましょう。湾岸戦争の時以上に、日米関係の悪化は、厳しいものとなるのは当然のことながら、北朝鮮問題を始めとする多くの外交懸案事項で日本の発言力を弱めることは決定的でありましょう。アメリカでも、ブッシュ政権のイラク政策を批判する声は強いです。しかし、こうした批判勢力にしても、日本が派遣を取りやめれば、やはり失望し、そして日本を軽蔑するであろうことは明らかであります。
諸外国はどうみると思いますか?イラク派遣を見合わせているフランスやドイツ、ロシアも、日本以上に積極的な対米協力姿勢を示しながらも米国からさほど感謝されない韓国も、米国に最大限の協力を行っている英国も、日本が自衛隊派遣を取りやめれば、心から日本を軽蔑するでありましょう。これは、憲法前文がうたう国際社会における名誉ある地位とは、ほど遠い姿であります。恐らく「侍の時代」の日本人が最も嫌った「卑怯者」と日本人を見なされると思います。
一部には、自衛隊派遣問題を日米関係だけの文脈だけで考え、米国が無謀に始めた戦争の後始末に日本が関る必要がない、などと論じる向きもあります。まさに暴論であると思います。イラクの復興と安定は、国際社会全体の課題であります。自衛隊の派遣はイラクへの主権委譲の後であるべきだとの議論もありますが、それまでの治安維持には、日本は無関心でよいのでありましょうか。イラク復興支援に積極的に関与することで、日本は、今後の国連改革に発言力を確保できます。これは、明らかに日本の国益にかなうことであり、また、国際正義の問題であると思います。(讀賣新聞などから)


ウェブサイト利用規定(必ずお読み下さい)
Copyright Toranomon Strategic Think Tank.All Rights Reserved