

■虎ノ門戦略研究所
TEL03-5805-6521
FAX03-5805-6528 |
|
Q5
「大量破壊兵器」とはどういうものですか?。
「大量破壊兵器」は、大きく分けて?核兵器、?生物兵器、?化学兵器に分けられます。
?核兵器は、核反応によって生じる膨大なエネルギーにより人・物を殺傷・破壊することを目的とした兵器であります。核兵器は核反応の方式により原子爆弾と水素爆弾に分類されます。
原子爆弾は、ウラン235、プルト二ウム239などの核分裂物資を臨界量に到達させ、核分裂反応を引き起こしてエネルギーを取り出すものです。
水素爆弾は、原子爆弾を重水素リチウムなどの核融合物資で覆い、その核分裂反応で生じる熱エネルギーを利用して核融合反応を引き起こし、より多量のエネルギーを取り出すものです。
核兵器の特徴は、極めて大きな破壊力、実際の使用が困難、一定水準の技術力が必要などです。
核兵器は、その破壊力の故に使用される兵器というよりも抑止力としての性格を強め、米ソ間においてもその性格が強かったです。一方、第三世界への拡散及び地域紛争での使用の懸念から、その開発・保有の制限(核拡散防止条約、包括的核実験禁止条約)が試みられています。
?生物兵器とは、一般に動物や人の体内で増殖して病気を起こし殺傷する微生物または感染性物資(細菌、ウイルス、リケッチャなど)をいいます。生物兵器の特徴は、核兵器や化学兵器よりさらに、安価に製造でき、致死性も高いこと、効果が特定しにくいこと、効果が持続的かつ急速に広範囲に広がるため適当なワクチン等を有していないと自軍まで被害が及ぶ虞があり制御が困難なこと、などがあります。その種類としては、赤痢、ペスト、コレラ、天然痘、ボツリヌス菌、ブドウ球菌、ジフテリア菌などがあります。
?化学兵器とは、化学物資の毒性を利用して、人又は動物を殺傷・無力化することを目的とした兵器であり、通常は毒性化学物質を砲弾・ミサイル等に充填して使用します。化学兵器は、製造が安易かつ容易なこと、大量殺傷が可能なことなどから「貧者の核兵器」と呼ばれます。冷戦下の地域紛争(ベトナム戦争、アフガン紛争、イラン・イラク戦争など)で使用されたといわれ、1992年に化学兵器禁止条約が調印されました。
ウェブサイト利用規定(必ずお読み下さい)
Copyright Toranomon Strategic Think Tank.All Rights Reserved
|
|