

■虎ノ門戦略研究所
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■■■中・韓両国の反日と日本 (1)■■■
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平成17年4月29日
ジャカルタで開かれたアジア・アフリカ会議の最終日4月23日、小泉首相は胡錦涛主席と会談し、日中関係改善に向け両国で努力していくことで一致した。中国では官製デモが行きすぎてわが国民や資産等が被害を受けた。原因は一方的に中国にあり、関係改善を求めるのは中国でなければならないのに、日中関係改善に両国で努力しましょうというのは、筋が通らない。これを見た他の諸国は内心嘲笑っているのではなかろうか。
中国は、「歴史認識に対する大衆の心の痛みを理解しろ」など言っているが、そもそも中国では言論の自由がないのに、また、デモは政府、党の命令で始まりコントロールできなくなって周章狼狽したものなのに、何が大衆のの心の痛みだ。英国の植民地で最後まで残った香港について返還後も心の痛みを感じることはないのか。
かたや北京に行った外務大臣は、共通の歴史認識を持つために共同研究をしましょうと提案さえしている。殴りかかってきた者に、こちらの悪いところがあるか一緒に研究しましょうと提案するのはなんとも誇りのない姿だ。
アジア・アフリカ会議でも小泉首相は日本の侵略を謝罪した。侵略を問題としているのは、中国、朝鮮半島の両国、シンガポールなど華僑系統のところだけであって(台湾とその系統は全く違って親日的だ)、その他の国々は大東亜戦争により植民地から解放されたとの歴史認識である。
ただ、今のところ靖国、歴史認識では譲歩していないようだし、外務大臣は損害に対する謝罪と補償を要求している。この点は評価できる。
日本の財界人はどうか。彼らは経済のことだけを考えているようで、中国との和解のために共通の歴史認識を持つようにと言う人もいる。歴史を勉強もせず自分だけに非があるというウオー・ギルト・コンプレックスから年寄りもそろそろ抜け出すべきだ。呉善花拓大教授が最近の著書に「消費文明は人々の感覚を極めて高度にしてくれるけれども、それは精神の高度化をなんら意味するものではない」という文章がある。日本人は消費が高度化したが、かえって精神の高さを見失っているのではなかろうか。心にささる言葉である。
1 日本人は最も大切なもの、精神の誇りを失うな。
韓国ノ・ムヒョン大統領の呆れ返る反日行動に続いて、中国では官製愛国正義の反日デモが政府の思惑から大幅に行き過ぎて大荒れに荒れた。両国政府は、経済では日本との友好関係を些かでも損ないたくはない。両国の発展にとって日本との良好な関係は不可欠だからだ。しかし、今まで続けてきた反日、侮日の学校教育、社会教育の建前上、中国は、破壊活動に対して謝罪と補償をすると言うことが出来ず、日本が中国民衆の感情を傷つけているからだといい加減なことを言っている。デモはそもそもは政府の指示で始まったものではないか。
日本人は中国の言うことを言葉どおりに受け取る。靖国、歴史認識は1980年代になってから持ち出されたものであって、日本が謝るから日本の弱点と看做されて、何時まで立っても繰り返される。そして、日本には中国や韓国の言うことには先頭に立って賛同するやからやマスコミがある。関係改善のために妥協せよという人々もあろうが、靖国、歴史認識には絶対に妥協してはならない。
靖国神社に誰をお祭りするかは、日本人の心の問題である。心の問題に外国の干渉を許すというのは、精神の独立を放棄することだ。それは、奴隷根性、植民地人の心になれということである。かつて植民地で独立運動をする人の一番の困難は、宗主国と戦うことではなく、同胞が独立の意義と意味を理解せず、戦う心を失ってしまうことだったという。精神の独立を放棄することは、祖国の文化と伝統を否定することなのだ。
歴史認識も同じことだ。自国の歴史を誇りに思うことは、国民にとって必須のことだ。歴史を正しく認識し、反省を行うのは未来を考える為に必要だ。
負けるような戦争に なぜ突入するに至ったか、反省すべきことは多い。しかし、それは日本国民が自らの意思で未来を考えるために行うべきことであって、外国の介入を許してはならない。外国の圧力によって自国の歴史を云々することは自らの誇りを放棄し、心を外国に委ねることである。
そもそも歴史認識が関係する両国で等しくなることなどあり得ない。例えば、英国人の英国史にとってインドの植民地化は輝かしい大英帝国版図拡大の歴史だろうが、インドにとっては屈辱、痛恨の歴史だろう。
中、韓両国は歴史事実の認識の違いにととまらず、明らかな事実の歪曲をする。例えば、中国共産党は、当時の支那大陸で日本軍に勝利したとしているが、それは間違っている。日本軍は大陸では敗北していない。太平洋の戦いで主として米国に敗れ、連合国に敗北を受諾した。その結果本国からの命令で日本軍は大陸でも敗北を受諾したのである。天皇陛下を支那にお迎えし、連合国への抗戦を続けようと言った日本軍の将軍がいたほどである。
遺棄化学兵器の問題にしても、中国が言うように日本軍が遺棄したものではなく、停戦後に武器を引き渡した相手の国府軍、ソ連軍が遺棄したというのが事実である。(その処理費用を日本が支払っているのは筋違いである)。
あるいは、日本軍が主として戦ったのは、米英等の支援する蒋介石の国府軍であり、共産軍と戦ったのは僅かである。歴史の歪曲は共産主義の特徴だ。
このような歪曲に惑わされて日本が誇りを失うことは、自らのアイデンティ>
ティーを失うことにつながる。戦後米国により染み込まされたウオ―・ギルト・>
コンプレックスと歴史の改竄があった。独立回復後もそれを正そうと> しなかった政治家達がいた。その結果、日本はおかしな国になってしまった。
しかし、そろそろ回復の機運が萌えはじめているように思える。次号に述べるように靖国や歴史認識は実利の国、中国の口実にすぎず、まともに対応するのは間違っているのだが、次第にこの事実が正しく
認識されるようになってきたと思えるのだ。
虎ノ門戦略研究所理事長 関 肇
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