

■虎ノ門戦略研究所
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■■■黄色いハンカチと政治■■■
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H16.4.15「隊友」より
イラク派遣部隊の記事を見るたび、胸の黄色いハンカチに思わず手が行く。私は自衛隊のイラク派遣に賛成だ。しかし、イケイケどんどんの意見には反対だ。無理な条件下で派遣されているからだ。
自衛隊の任務は復興支援だ。その為に治安維持も必要なら、治安維持もできるとの考えも憲法上可能だ。そんな解釈ができないのは、平和ボケのせいだ。自衛隊がオランダ軍に守られるのは、自衛隊の名誉に反することではないか。元隊員の私には耐え難い感じがする。
正当防衛が誤想だったら、国内刑法で裁かれるのだろうか。国内の犯罪行為に対する刑法で裁かれるのも割り切れない。隊員に万一のことがあれば叙勲されるだろう。現在の叙勲制度は生存者に対する叙勲が原則だ。万一の場合に対して緊急に叙勲されるのは、例外的な場合としてだ。そして大、重、中、小等の旭日賞等の叙勲の高さは、階級(一般には等級)と勤務年限で決められる。しかし如何に階級(等級)が高くともデスク・ワークであった者と階級が低くとも生命の危険を冒した者とが、階級の差で叙勲の高さが決められ、比較できるのはおかしくはないか。生命の危険を冒した者に対しては、別の叙勲制度が必要だろう。
その外、年金、奨学金、慰霊など色々な問題がある。そのような問題が残されたまま、自衛隊は派遣されている。それは政治に問題があるからだ。それでも派遣に賛成なのは、それらを解決してからでは、何時派遣できるか分からないし、日本が戦後初めて、平和のために軍事的に危険な地域で働くことに大きな意義があるからだ。
胸の黄色いハンカチは、隊員の無事帰国だけでなく任務の完遂も祈っている。
元防衛医科大学校副校長 関 はじめ
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