

■虎ノ門戦略研究所
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■■■ノドンへの対抗策(1)■■■
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平成15年5月4日
米、朝、中の三カ国会議後、米国は平和的解決を目指すとしているが、同時に北の脅かしには応じないとの強硬な態度は変えていない。北の核兵器保有などの脅かしにはどの程度信憑性があるのか疑問があるし、核の脅威は、米国にとっても日本にとっても、現在の問題ではない。しかし北が核とミサイルの開発を続けるなら、近い将来大きな脅威となる。
米国は、米国本土に直接の脅威となるだろう核とミサイルの開発は、決して許さない。平和的解決を目指すといっても、経済封鎖などの強硬措置は当然考えている。軍事攻撃も最終的オプションには入っているはずだ。
北には米国に対する対抗手段がない。ミサイルの輸出なども、臨検されれば実効性はない。金正日は自暴自棄にならずに米国のいう平和的解決にどれだけ耐えられるのだろうか。自暴自棄は自殺と同じだが、超独裁者の発想は予想の外だ。
日本にとってもむろん「平和的解決」が望ましい。といっても、観念的に平和が大切と主張するからではない。
日本がたいした被害を受けずに、軍事的手段によって北の核とミサイルの開発を破棄させることができるなら、それも選択肢の
一つとして考えるべきだ。
しかし日本には軍事的手段の能力はないし、最大の問題は、北が持っているという約200基のノドンである。ノドンに対する防御手段は現在の日本にはない。ノドンが発射された場合の被害はどうなるのか。核弾頭の搭載は現時点ではないにせよ、通常弾頭でも、撃ち込まれたら被害は大きい。生物(炭素菌なら搭載可能であろう)・化学兵器が搭載された場合の被害は実に甚大だ。
それを考えると、やはり平和的解決がもっとも望ましいのである。
ただ、日韓のこれまでの北との交渉で分かるように、話し合いと経済援助をいくら続けても北は態度を変えない。変えさせることができるのは、米国の強硬措置だけだ。しかし、米国の強硬措置は、場合によっては、北の「暴発」を招くかもしれない。それでもすべてを米国に任せざるを得ないのが、日本の現状だ。
日本には、米国が北との妥協に達したとき、北に経済援助するだけの役割しかない。そうなった原因は日本自身にある。冷戦中、日本人はソ連の軍事的脅威を現実のものとは感じていなかった。いま、戦後初めて、日本人は現実に脅威があると感じはじめた。
ノドンに対する防御をどうするのか。米国任せではすまなくなっている。
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