

■虎ノ門戦略研究所
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■■■パウエルの本音■■■
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平成15年2月8日
パウエルが提示した証拠は、状況証拠であり物証ではない。それは予想されたことだった。国際社会での判断は、物証を必要とするものではない。米国はイラク攻撃を決めている。米国の証拠の提示は、各国が米国に協力するための理由を与えようとするものに過ぎない。それをどう判断するか。それは各国のそれぞれの事情によるものだが、各国の反応を見るのも面白い。査察の継続を求める国もあるが、最終的には米国に追従するしかないはずだ。
安保理決議を必要としているのは「米国」ではなく、「国連」であり、独自性を主張したい「各国」であるということだ。
米国が唯一の超大国となった今、国連はその存在意義に、かつてないほど危機感を強めている。コソボの例もある。米国が国連を無視すれば、国連はこれからの国際社会で存在意義を失ってしまう。
歴史を振り返ってみると、大国の国連無視の態度は今に始まったことではない。冷戦中のソ連もそうだった。しかしこれまでと違うのは、ロシアが米国にご機嫌を伺う立場に転じたことだ。
この意味は大きい。
パウエルに証拠を提出させた米国の本音は、ボスとして、他国が追従しやすい形を作ろうという深謀遠慮なのだろう。
多くの国が次々と米国支持を表明している。独・仏は、査察の継続を求めているが、それぞれその理由は全く異なる。独・仏と両者を並べて同じスタンスと見る。
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