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■「稼働率」とは?■

平成15年1月30日

 自衛隊では「可動率」という文字を当てるのが一般的です。

 戦闘機を例にしましょう。
 ○月○日○時に、ある部隊に属する100機の戦闘機のうち70機が戦闘可能だとします。すると、その時点でのその部隊の可動率は70%ということになります。(兵器の整備状況だけでなく、それを使うための人員が足りているかどうかも考慮します)

 つまり、「可動率」とは、ある時点、もしくはある期間中に、ある組織内の人員および兵器等の使用可能度を判定するために使う百分比なのです。軍隊では、この「可動率」を戦闘力の判断基準とし、また、整備、補給をするための管理資料としても使います。

 軍隊ほどの厳密さは求められないかもしれませんが、企業経営者の方々にとっても、会社の稼動状態(物的&人的)を把握しておくことはきわめて重要でしょう。人と物資の複合体としての組織では、その組織に応じた物資の整備や人員の訓練、休息などが常に必要になります。特に、精密な機材を使い、個人としてだけでなく、さまざまなレベルの集団訓練が必要とされる軍隊では、すべての部隊が常時、直ちに戦闘可能な状態にあるわけではありません。

 平時は、何かあった時に備えて、直ちに使える部隊の数を一定に保てるようローテーションを組むのが普通です。また、ある時点ないしはある期間に、全部隊を動かせるよう整備や訓練をすることも可能です。しかし、そのような場合でも、可動率100%ということは通常ありえません。

 あたりまえのことですが、社員が100人いるからと言って、常時その100人全員が戦力になるわけではないのです。どの程度まで可動率が上がるかは国民性にもよります。その点も踏まえて一貫した管理をすれば、その組織のその時点での「戦闘力」が把握できるし、逆に言えば、「戦闘力」をある水準にするには何をすればよいかを知ることもできます。

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